Compositor: Kikuo / KikuoHana
あたまのうえにふうせんをつけてうちゅうまで
とんでいけたらどんなにたのしいだろうと
ななじゅうおくにんのあたまのうえに
ふうせんをつけてとばせたら
はああ
ちきゅうのことなんて
どうでもよくなって
みんなわらいあって
たのしくおわれるのに
じぶんのいのちなんて
どうでもよくなって
みんなでひとつになって
なかよくなれるのに
らら ららら ららら ららら ららら ららら ら
もしみらいかがくがはってんして
みんなのくろーんだけのまんいんでんしゃ
そしてら わざわざいきてなくてもいいね
たくさんいるからおなじわたしが
ああふるいわたしが
たくさんのわたしに
ふうせんをつけて
とばしていると
あしもとからあたらしい
わたしがういてくる
わたしはとんでゆく
わたしはどこにもいない
わたしはいきてない
だれもいきてない
だれもうごかない
ただただいるだけでそだちいるだけでしぬ
きもちいいせかい
そして
いきてるしんでるなんて
どうでもよくなって
みんなでふうせんふくらませ
たのしくおわれるのに
おとこのこもおんなのこもどうでもよくなって
みんなでひとつになって
なかよくなれるのに
ああ
あたまのうえに
ふうせんをつけてうちゅうまで
みんなでとべたらどんなにしあわせだろうと
わたしだけがこんなめにあわない
みんなでいっしょになかよく
しねるのに
ふうせんとしてのきみ
ふうせんとしてのみんな
だれもいきてないから
たのしくしんでいけるのに
じぶんのいのちなんて
どうでもよくなって
きみとひとつになってなかよくなれるのに
きみもみんなとおなじ
ただのふうせんになってとぼう
みんなでいっしょにとべば
なかよくおわれるよね
ちきゅうのことなんて
もうどうでもよくなってる
みんなでわらいあって
たのしくおわれるのに